Webコラム

雑誌掲載のお知らせ

2008年3月2日

月刊誌『論座』(朝日新聞社)2008年4月号に、「ハマス離れが始まった ガザ住民の『不満と怒り』─経済封鎖から8ヵ月の現実─」というタイトルで、短いルポを掲載しました。

パレスチナ・ガザ地区でイスラエルの攻撃によって、2月27日からの4日間で、パレスチナ人80人以上が殺害されたと報道されています。イスラエル側は、パレスチナ人武装グループのロケット弾攻撃によってイスラエル人市民1人が犠牲になったことへの「報復」と主張しています。近い将来、イスラエル軍によるガザ地区への大規模な侵攻も予想されています。

『論座』の拙文は、昨年11月のガザ地区の取材を元に執筆したものです。現在のパレスチナ・イスラエル情勢は従来の「イスラエル対パレスチナ」という図式だけでは捉えられなくなってきました。とりわけガザ地区を実効支配するハマスと民衆の関係は、今後のパレスチナ情勢を占う上で不可欠な要素となると私は考えています。

目を通していただき、率直なご批評をいただければ幸いです。

もう1つお知らせです。今後、このWebサイトからリンクして、イスラエルの有力紙『ハアレツ』(英字)の見出しと内容の要約を随時、掲載していきます。これは東京外大の学生ボランティアによる翻訳です。日本のメディアでパレスチナ・イスラエル情勢を追っていても断片的な情報しか伝わってこないのが現状です。『ハアレツ』の見出しと要約を見ることで、パレスチナをめぐる“状況の流れ”が見えてくればと願っています。

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